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淫獣の夜

ortiga.pngbarbatos.png
■公開日:2012年6月8日
■文字数:約6400字
■「神羅万象」のキャラクター・オルティガとバルバトスの二次創作です。


 青白い月光が、夜空の中に広大な大地を描き出す。
 切り立った崖に囲まれた不毛の荒野。その中に、目を引かれざるを得ないものがあった。
 月下にそびえる白亜の殿堂──この地を治める獣牙族の王家の者が住まう宮殿だ。美しくも重厚なたたずまいのそこに、今は明かりの灯る窓はない。誰も彼も、深い静寂の中で眠りについているのだ。
 ところが、外の荒涼とした風景や城内に浸透する静けさとは、まったく無縁の場所が存在していた。
 平手で叩くような、何かがぶつかり合う激しい音。木材が裂けてしまうような、ギシギシという危うい音。それらが響く奥まった一室では、熱い狂宴がくり広げられていた。
「おおっ! イくぜっ!!」
 たてがみのごとき長髪の偉丈夫が、歓声と共に沸騰した精を撃ち出した。幾筋もの熱せられた濁流は、彼の上で馬乗りになっている巨漢の体内へと容赦なく注ぎ込まれていく。
「ああっ……俺も……!!」
 内側の壁へ次々に熱いものが直撃するのを感じつつ、彼も張り裂けんばかりの肉棒から精を噴出。高く噴き上がったそれは白い豪雨となって、真下にいる男の顔や体を淫らにけがし、特徴的な長いひげにも立て続けにへばりついた。
 ──月の光だけが差す広々とした空間。その一角に置かれた豪勢なベッドの上で、二人はつながっていた。
「おいおい、これでもう何発目だ? 相変わらずバカみたいに出てくるな」
 嬉しそうに舌を出し、精液がべったりと張りついた上唇をひとなめする。彼はかつてこの地を治めていた国王・バルバトスであり、ここは他でもない、獣牙院となった彼の寝室だ。
「お前こそ……。もう、中がいっぱいだ……」
 上気したいかつい顔を緩ませ、荒く息を吐きながら自分の尻を押さえる。騎乗の体位でバルバトスと結合している彼は、獣牙の猛将・オルティガだ。逆立った鋭い頭髪と、眉間から両頬に走る傷が印象的である。
 獣牙族の多くと同様に、獣の耳と尻尾を生やした二人の体は、一糸まとわぬものでありながら頑強な鎧を着込んでいるようにも見える。身体的に恵まれた一族の中でも、屈強極まりない鋼鉄の肉体だ。その褐色の肌は流れ出る汗で余すところなく濡れそぼち、月光を浴びていっそうの艶かしさを漂わせている。
 先代の国王とそれに仕える将軍。指折りの豪傑として名高い彼らが、夜な夜な逢瀬を果たしているなど、誰も想像しないだろう。
「さぁて……まだできるよな?」
 バルバトスは頬に張りついた汁をぬぐって味わうと、その虎の雰囲気を帯びた顔に妖しい笑みを浮かべた。
「ああ……。もっとお前を……感じさせてくれ……」
 オルティガも重厚な声で答え、互いに顔を寄せて軽い口づけを交わす。それを合図として、オルティガに突き刺さっていたものが暴れ始めた。
「くっ……はっ、あぁっ……!」
 バルバトスの強靭な腰から生み出される衝撃が、重量感あふれる巨体を軽々と翻弄する。それによって、オルティガの下腹部にそびえるもの──獣牙の地に連なる峻厳な高峰を思わせる巨根が、情けないほど軽快に跳ねまわって、鈴口に溜まっていた残滓を飛び散らせた。
 振動する重々しい尻肉の間では、オルティガと同じかそれ以上の太さを誇る塊が、すばやく上下して肛門を貫いている。裏筋側の正面は筋金でも入っているのかと思うくらいに盛り上がり、直線ではなく弧を描いた輪郭が、尋常ではない怒張の具合を物語っている。一部分だけでも凶暴さを感じさせるこの肉塊の全容は、一体どれほどのものだろうか。
「それにしてもお前……本っ当にやらしい体してるよな……」
 バルバトスは腰の動きを止めることなく、オルティガの全身に視線を這わす。首や四肢は大木と見まがうくらいに太く、それだけでも見る者を圧倒するが、正面へ大きく飛び出た大胸筋や岩石のごとき腹筋も、得も言えぬ迫力と色気を放っている。
 対してバルバトスは、オルティガより背丈は低いものの、彼に勝るとも劣らない極上の筋肉に覆い尽くされていた。今は王の座を息子に譲り、一線を退いてはいるが、その肉体は微塵も衰えを感じさせず、なおも王者の貫禄をあふれさせている。
「もっと見て、触ってくれ……。この体……お前に愛でられたくて、たまらんのだ……あぁっ……!」
 全身を揺さぶられながらも、頭の後ろで腕を組み、折り曲げた両脚を大胆に広げ、裸体のすべてをさらけ出す。一国の将軍とは到底思えない、あまりにも淫猥な姿である。
「とんだ好きもんだな。俺のためにこんなやらしい体してんのか?」
 バルバトスは満足げに笑い、半身を起こしてオルティガの体に手をすべらせた。二の腕からわきの下、広背筋から腹筋へ。同時に舌も加勢させて、首筋や鎖骨、胸の谷間も撫でていく。どの筋肉も熱くたぎっており、バルバトスが触れると硬く力んで喜びを示した。
「はぁっ……そうかも、しれんな……。お前好みの体で、ありたいんだ……」
「嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか」
 下半身へすべり落ちた手が、拳ほどもある睾丸にたどり着く。五本の太い指はしばらく玉袋の裏をくすぐるようにうごめいていたが、不意に手の平で全体を包んだかと思うと、力強くほぐす動きに変化した。まだ内部に眠っている精を搾り出されるような感覚が、オルティガの全身にゾクゾクとした心地よさを走らせる。
 直後、大胸筋を這っていた舌も動きを変え、太く勃起した乳首を思いきりなめ上げた。
「あぁっ!?」
 勢いよく弾かれた乳頭が上下に振れる。間髪入れず、バルバトスは乳輪も巻き添えにして乳首にむしゃぶりついた。
 吸いついたまま舌で先端をもてあそび、尖った八重歯で軽く噛んでみる。敏感な肉の芽を硬く鋭利なもので刺激され、オルティガの体内へと快感が放たれる。それは睾丸から広がる心地よさと合わさり、彼の巨体を揺るがした。
「くぅっ、うぅっ……! んっ、はぁぁっ……!」
 いかめしい外見に不釣り合いな声が漏れ、体が勝手にのけぞってさらに乳首を押しつけてしまう。
 戦いの場で見せる勇猛さとはまったく無縁の、自分にしか見せないあられもない姿。それにますます愛おしさを覚えたバルバトスは、根元からより強く乳首を吸引しつつ、オルティガの背中へと両腕をまわした。さきほど彼が求めた通りに、全身を愛でるつもりだ。
 執拗に両手を這いまわらせ、恐ろしいほど盛り上がった背筋を揉みしだく。そこは性感帯でもないのに、触れられているというだけでオルティガの興奮は押し上げられた。
 ひとしきり筋肉の質感を楽しんだバルバトスは、今度は背中の中央に走る溝にすべての指を添え、じらすようにゆっくりと下へ降ろし始めた。オルティガの体が小刻みに震える。
 そのまま尻へと到達し、めいっぱい揉みほぐすつもりだったのだが、腰のところであるものに引っかかった。
「あっ──!」
 その瞬間、どういうわけか、オルティガが目を見開いて全身をこわばらせた。まるで急所でも突かれたような反応だ。
 尻の割れ目が始まるちょうど真上。そこから生える白獅子の尻尾に、バルバトスの指が触れたのである。普通、尻尾に触られたくらいで今のような反応はしない。奇妙に思ったバルバトスは、何かを確かめるように尻尾を握りしめた。
「んんっ……!」
 すると、オルティガは後ろで組んでいた腕を瞬時に離し、バルバトスの肩にしがみついてきた。目を硬く閉じていて息も荒い。それは今も続く尻や乳首への攻めによるものだけではなかった。
「ほう……お前ひょっとして……」
「だ、駄目だ、そこは……あぁっ……!?」
 バルバトスがあたかも肉棒を扱くように尻尾をこすり上げると、オルティガは大きな尻を後ろへ突き出して、何度も腰を震わせた。二人の腹筋に挟まれた肉棒も同じく、断続的に跳ねて淫らな涙をこぼしている。
 間違いない。この男は──
「こりゃあおもしれぇ! 尻尾で感じる奴なんて聞いたことねぇぞ!」
 バルバトスは子供みたいに顔を輝かせ、腰を振るのも忘れて夢中で尻尾を扱き続けた。一方オルティガは、こすられるたびにどんどん余裕がなくなっていくようで、今ではバルバトスの肩に頭を預け、全身をガクガクさせて激しい呼吸をくり返している。
 そんな様子がいちだんと興奮を煽り、バルバトスはますます乱暴に尻尾を扱き立てていく。その間、肉棒の震えに共鳴するかのごとく、尻尾の先端がくり返し跳ね上がっていた。
「や、やめっ……あぁっ、やめてくれ……! これ以上はっ……!」
「なんだ? これ以上やったらどうなるんだ? まさかイっちまったりしねぇだろうな?」
「ひっ……あ……もう……!!」
 オルティガがより強くしがみついた直後、彼の体が一瞬大きく震えた。同時に、バルバトスは腹部に温かいものが広がるのを感じる。見ると、オルティガの巨根がこちらの腹筋を叩きながら、次々に濃厚な精を漏らしているところだった。
 そう、バルバトスが思った通り、オルティガは尻尾を刺激されただけで絶頂に至ったのである。さながら、肉棒の代わりに尻尾が扱かれ、尻尾の代わりに肉棒が射精したかのようだ。
 バルバトスは思わず口角を吊り上げ、肩で息をしているオルティガに言う。
「荒野の白獅子ともあろうもんが、まさか尻尾だけでイっちまうなんてなぁ」
 その異名の由来でもある獅子の尻尾を扱かれ、精を放ってしまった事実に、オルティガは火を噴きそうなほど顔を赤らめる。そして羞恥に耐えるかのように、もう一度強くバルバトスにしがみついた。
「しっかしまぁ……こんなちんぽみてぇなもんを出しっぱなしにしといて、よく平気でいられるな。隠しといたほうがいいんじゃねぇか?」
「隠したほうが不自然だろう……」
 確かに、獣牙族の中でわざわざ尻尾をしまっている者はいないように思える。種族の特徴のひとつである尻尾を隠すということは、聖龍族なら角、飛天族なら翼を隠すことに等しい。それはオルティガも言う通り、あまりにも不自然だ。
「誰かに知られないようにいつも警戒していたが……お前でよかったかもしれん」
「そうだなぁ……俺に知られておいたほうが、もっと気持ちよくなれるからなぁ」
 邪な笑みを浮かべたバルバトスは、尻尾の根元から先端のほうへ手を移した。続いてそれをつの字に曲げると、巨根を咥えたままの尻穴に毛先を向け──
「なっ、何を……」
 あろうことか、そのまま内部にねじ込んでしまった。
「あぁっ! く、うぅっ……!」
 極太の栓をされているにもかかわらず、尻尾は持ち主の奥深くへ、いともたやすく引きずり込まれていく。それによって隙間が生じたために、溜め込まれていた精液が結合部からねっとりと漏れ出してきた。
 オルティガの尻尾はバルバトスの巨根に比べれば太くは見えないが、決して細いものでもない。これまで内部を占領していた特大の肉棒と大量の精液に加えて、尻尾まで詰め込まれた肉壺は、本人にもはっきりとわかるほど圧迫されていた。だが、それがむしろオルティガの興奮を高めてしまう。
「おっ、結構奥まで入ったなぁ。ちんぽも尻尾もこんなに咥え込んじまって……ホントやらしいケツしてんな」
「くぅっ……あ、あぁっ……!」
 止まっていた腰が、再び動き出した。
 巨岩のごとき体躯からは想像もつかないほど、オルティガの内側は柔らかく、それでいて程よい弾力もそなえている。その内壁をたくましい肉の胴体が力強くこすり上げ、弾け飛びそうなくらい膨らんだ亀頭が、最奥の秘肉へと連続して突き当たる。
 巨大な塊が幾度も体内を行き来するのを感じ、オルティガはバルバトスにつかまったまま、隙もなく与えられる快感に喘いだ。
「おお……ケツもたまんねぇが、尻尾もたまんねぇな……」
 肉棒と同様に奥まで入り込んだ尻尾は、房の部分がちょうど裏筋に密着する状態になっていた。精液漬けで濡れているとはいえ、それは上質な毛に覆われている。鋭敏な箇所を絶えずくすぐられ、同時に柔軟な肉に締めつけられる気持ちよさは格別だった。バルバトスは惜しみなく流れ込んでくる快感を喜んで取り入れ、興奮をたぎらせる糧としていった。
「どうだ? 自分の尻尾で犯される気分はよ」
「はぁっ、あっ、ぅあっあぁっ!」
 もはや今のオルティガには、言葉を返す余裕もない。
 第二の肉棒と言っても過言ではない尻尾。それを自らの肉壺で締め上げて摩擦すると、先端から付け根へと強烈な快感が駆け抜け、さらに全身へと拡散して、精神が興奮と欲望に支配される。
 加えて、毛羽立った尻尾が敏感な内側の肉にすりつけられ、むずがゆいようなくすぐったいような、非常にじれったい感覚が生み出される。そのもどかしさを打ち消すためにオルティガは腰を振り乱し、自らバルバトスの巨根に内壁をこすりつけ、それによってまた尻尾と肉壺から快感が広がっていく。
 あたかも自分の肉棒を自分の尻に突き入れてしまったかのように錯覚しつつ、淫楽におぼれる彼の姿からは、獣将とうたわれた威厳など消え失せていた。
「あぁぁっ……! た、たまらんっ……! んぁっ、はぁぁっ……!」
「そんなにやらしい声出されるとよぉ……もっとかきまわしたくなるだろうが」
 そう言うと、バルバトスは暴れまわっていたオルティガの尻肉を両手でわしづかみにし、さらなる勢いで腰を打ちつけ始めた。内部に満ちる精液が潤滑油となってその動きを助長し、最も感じる部分が幾度も抉られる。野太い肉の牙が目にも留まらぬ速さで出入りをくり返すたび、結合部から白いしぶきが飛び散った。
「なぁ、オルティガ……顔見せてくれよ」
 身を預けていたオルティガは、襲い来る快感に耐えながらバルバトスの眼前に自分の顔を持っていった。その赤らんだ頬に大きな手が添えられ、攻めの勢いとは裏腹の優しげな目が向けられる。
「今のお前、すっげぇかわいい顔してるぜ」
「んっ……!」
 そのまま顔を近づけて、唇を重ね合わせた。
 最初は短いキスをくり返すだけだったのが、やがて舌を絡ませ、なめ合うようになり、さらに互いの唇と舌を貪るかのごとく吸いつき始めた。口角から光るしずくがこぼれ落ち、甘美な音が奏でられる。息をも奪う濃厚な口づけが、二人の興奮をいちだんと熱く膨らませた。
 その間も、彼らの下半身は熾烈なぶつかり合いをくり広げていた。依然バルバトスが絶え間なく腰を突進させる中、オルティガは大臀筋を大きくくぼませ、自分の尻尾もろとも巨根をしゃぶり尽くしていく。雄同士の激突による激しいリズムが響き渡り、汗まみれの熱せられた筋肉が淫らに躍る。
 やがて彼らは、収縮した睾丸から欲望の放出が近いことを感じ取った。
「おぉっ! もうイっちまう! また思いっきりぶっぱなしてやるからな!」
「ああ……お前の精を、たくさんっ……注いで、くれっ……!」
 そして、二体の巨獣が白い咆哮を轟かせた。
「イくぞっ、オルティガ! あぁぁっ!!」
「あぁっあぁぁぁっ!!」
 肉壺に抱きしめられた巨根が、猛烈な勢いで精を解放し続ける。奥深くにまで流れ込んだ奔流は、既に注がれていたものと混ざり合いながら入り口めがけ逆走し、卑猥な音と共に結合部から噴き出した。
 その頃、オルティガのものは腹筋に挟まれたまま悶え、限界まで煮込まれた精を炸裂させていた。白濁の弾丸は弾切れを知らないように次から次に送り出され、またもオルティガの筋肉やバルバトスのひげを存分にけがしていく。
 どちらも、既に何発もの射精を済ませていたとは思えない、凄まじい威力だ。
 バルバトスは愛しい者に種を植えつける快感に陶酔し、オルティガは愛する男の精が体内に満ちていく熱さに至福を感じた。その尻尾は、穴に咥えられたまま断続的に震えていた。
「……ふぅ、やべぇな、まだ全然足りねぇ」
「俺もだ……」
 一息ついた二人は、互いのたぎった体を抱きしめ、己のものがいまだ熱を失わないことを確かめる。
「今日も朝まで寝かせねぇからな、オルティガ」
「ああ……。俺もまだ、眠りたくない……」
 月明かりに照らされた顔を見つめ合い、そっと唇を重ねる。そして彼らはもう一度、快楽の宴へと向かっていった。
 獣牙の夜は、まだ長い。

プロフィール

●白井 水十(しらい みずと)

デカマラのマッチョたちがスケベなことをして雄汁ドバドバ出しちゃう小説を書いています。
月刊G-menで2012年~16年まで載せてもらってましたが、休刊後は個人で細々とやってます。

○mail:shirai_mizuto@outlook.jp

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