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親子小説:日山家編

■公開日:2012年3月31日
■文字数:約8000字
■Mっ気のある警察官のお父さんが意地悪な息子に意地悪されちゃうお話です。



┃登場人物

■日山 陽介(ひやま ようすけ)
年齢:18歳 身長:180cm ポジション:タチ

外見:
・やや長めの黒髪で、前髪は上げている。
・ソフトモヒカン風のヘアスタイル。

詳細:
ラグビー部所属。軽薄かつハスに構えたところのある不良息子で、Sっ気が強く、日々父親をもてあそんでいるが、それも一種の愛情表現である。警官の制服にそそられるらしい。

■日山 陽次(ひやま ようじ)
年齢:43歳 身長:184cm ポジション:ウケ

外見:
・短い黒髪を、前髪を上げて逆立て気味にしている。
・短いあごひげを生やしている。

詳細:
謹厳実直な警察官。少々頭が固く、素直になれない性格。息子に対して小言が絶えない一方で劣情を抱いており、陽介の下着で自慰にふけっていたところを本人に発見されて御用となる。実はMっ気が強い。



┃親子小説:日山家編 本編

 不穏なほの暗さの中に、鎖がこすれ合う冷たい音が響く。
 そこはこの家の主人の自室でしかないはずだが、今は異様な雰囲気が漂っていた。
 間接照明の頼りない明かりを受けたベッドの上には、陽次が仰向けに寝そべっている。それだけなら何ら奇妙なことはない。しかし、彼は勤務中でないにもかかわらず、制服や制帽を身に着けて、赤らんだ顔で荒い呼吸をくり返していた。
 いや、身に着けていると言える状態ではない。肩章やエンブレムが付いたライトブルーのワイシャツは大きくはだけており、下半身にいたってはホルスターなどが付属した革ベルトとソックス以外は何も着けていないのだ。
 そして、異様な点がもうひとつ。
 男らしさを感じさせる太い首には、黒い光沢を帯びた犬用の首輪が装着されていた。それから伸びる長い鎖は、突き出された尻の前にしゃがんでいる息子の手にしっかりと巻きつけられている。
 父とは異なりごく普通に服を着た陽介のもう一方の手は、握りしめた棒状のものを目の前の尻穴に深々と突き刺していた。
「あんたホントこういうの好きだよな。警官として恥ずかしくねぇの?」
 陽介はその棒状のもの──父が勤務中に携帯している警棒を、あらぬ用途に使いつつ冷笑を浮かべ、身をくねらす陽次に目を向ける。だらしなく開いた口から悩ましげな声を漏らす彼の象徴は、力強く直立して小刻みに震えていた。
「はぁ……陽介ぇ……あぁっ……」
 正義と秩序を守るはずの警察官が制服姿で、しかも逮捕具を用いて淫らな行為にふけっていることに恥を覚えないわけではない。むしろ屈辱すら感じるのだが、それがかえって陽次の肉欲を刺激するのである。
 このようなプレイはもちろん息子の指示でやる場合もあるが、実は陽次自ら求めてくることのほうが多い。以前、陽介の気まぐれで同じことをした際、普段着慣れた制服のまま犯される状況に欲望の高ぶりを感じた彼は、たびたびこの格好で息子に辱められるのを望むようになったのだ。
「いっつも真面目ぶってるあんたがさぁ、こんな変態みたいなことやってるって知ったら、みんなどんな顔するだろうな」
「くあっあぁぁっ」
 今まで内部を前後していた警棒が急に横へと回転を始める。敏感な肉をねじるように摩擦された陽次は、ますます体をよじって淫らな声を上げた。
 陽介が言う通り、もしも自分が制服姿で息子のなぶりものになっていることが知れたらどうなるのだろうか。露見する可能性は十分にある。パトカーや交番の中でも交わることがあるのだから、見つかってもおかしくはない。そうなったら、同僚や、上司や、市民は、どういう反応をするだろうか。
 軽蔑され、嘲笑され、見放され、信用は地に落ちてしまうに違いない。そんな、周囲から蔑みの目を向けられる自分を想像した陽次は、冷めるどころか余計にたぎった興奮で全身を震わせ、肉棒の先端から我慢汁を垂れ流した。
「あぁ……陽介……早く、早くお前のちんぽ……入れてくれぇ……」
 息子と交わり始めてから気づいてしまった、己の内に息づく被虐嗜好。それを刺激された陽次は、警棒よりも太く熱いものを求めて、恍惚とした目を息子に向ける。
 普段の生真面目で頭の固い父からは到底考えられない痴態に、陽介の欲望も膨れ上がっていく。絶対に自分にしか見せないこの裏の顔も、彼が父への辱めを加速させることにつながっていた。
「こういうときだけは素直だよな。そんなにちんぽが欲しいのか?変態警官さんよ」
「欲しいっ……ちんぽが……お前のちんぽがっ……」
 くり返し熱い息を吐いて、肉欲に突き動かされるままにせがむ。陽介はそんな父の様子を鼻で笑い、警棒から手を離して言った。
「じゃあその棒使ってエロい感じでオナれたら、ごほうびにちんぽぶちこんでやってもいいぜ」
 その言葉を聞いた陽次は、仰向けの状態からおもむろに体を起こした。そこから股を開いてしゃがみ、後ろに手をまわして差し込まれたままの警棒をつかんで、反対の手で乳首をつまむと、何のためらいもなく息子の目前で腰を動かし始めた。
「うぁっ、あぁっ……!陽介ぇ……しっかり、見ていてくれっ……!」
 半身を反らし、恥ずかしい部分をよく見せるためにできる限り足を広げ、くりくりと乳頭をいじりつつ荒々しい動きで腰を上下させる。それにつられて、見るからに大人の風格を漂わす肉棒が駄々っ子のように跳ねまわり、何度も腹筋にぶち当たっては透明な飛沫を散らした。
 息子に見つめられる中で必死に尻穴を攻めて自慰をくり広げる──ここまで堕落しきった父親が他にいるだろうか。
 結合部を見せびらかしながら上気した顔で腰を振り乱す反面、陽次はあまりにも恥知らずな自分の行いに自尊心がきしむのを感じる。それなのに深い喜びも覚えてしまい、より激しく警棒の挿入をくり返していった。
 その動きをやめることなく、彼はすがるような眼差しで息子に求める。
「陽介……もう待てない……!早く……お前のちんぽを……!」
「んー、やっぱまだダメだな」
 途端に腰の動きが止まり、おあずけを食らった犬を思わせるせつない表情で息子の顔を見つめる。
 表には出さないものの、別人の如く淫乱な姿を見せつけてくる父を、陽介は今すぐにでもめちゃくちゃにしてやりたい衝動に駆られていた。しかし、こちらが命じればいくらでも乱れてくれそうなので、もう少しもてあそんでみたい気分になったのだ。
「前から思ってたんだけどさぁ、首輪着けるなら尻尾も生やしたほうがいいよな」
 そう言って陽介は、ズボンのポケットからふさふさした長い毛束を取り出した。茶色と白の毛で構成されたそれは、手のひらほどの楕円形の物体から生えているようだ。
「……なんだ、それは」
「見りゃわかるだろ、ローターだよローター。尻尾ローター」
「それを入れれば……くれるのか……?」
「さあ、どうだろうな」
 にやついた顔であいまいに答え、父の様子をうかがう。
 既に欲望に支配された陽次の行動は早かった。少しでも息子の熱いものへ近づくため、すぐに警棒を引き抜き、言われてもいないのに再び最初と同じ体勢を取ったのである。
「いいぞ……」
 両ひざをかかえて尻をむき出しにし、たった今まで警棒を貪っていた穴を恥ずかしげもなくあらわにする。
 いつもとは打って変わって欲望に正直すぎる父に、またも興奮が沸き立つのを感じつつ、陽介は既に受け入れ準備の整っている入口へ、尻尾付きのローターを押し当てた。
 直後、本体はあっけないほど簡単に内部へと吸い込まれていった。
「あっ……!あぁ……」
「ゆっるい穴してんなぁ、頭は固いくせによ。ほら、これであんたも立派な犬のおまわりさんだぜ」
 陽介は穴から飛び出た尻尾をつまみ上げ、首輪の鎖をひっぱって陽次の顔をこちらに向ける。その首輪も、初めは陽介がたわむれに着けたものだったのだが、今ではそれなしで交わることのほうが少ないくらい、陽次のお気に入りとなっていた。
 首輪を着けることで、父親であるはずの自分が、まるで息子に飼い犬として扱われているような心地を覚えてしまう。しつけを行う側がしつけられる側に堕ちたという異常な感覚。それが陽次の被虐心を激しくかきたてるのだ。
 今しがた与えられた尻尾も、その歪んだ喜びを増幅させる道具としては最適だった。自分が本当に息子のペットに成り下がった気になった陽次は、今にも弾け飛びそうなほど欲望と興奮を肥大させ、もうこのまま陽介の犬として生きていたいとまで思うようになっていた。
「それじゃ、これからじっくり遊んでみようかねぇ」
 陽介がそう言った瞬間、体内から淫猥な振動が放たれ、陽次は図らずも身震いしてしまう。片頬に笑みを浮かべて父を見つめる陽介の手には、内部の玩具を操るリモコンが握られていた。
 次々に発せられる細かい揺れが、柔らかな肉の壁を絶えず微動させ、真上にある肉棒にも伝わって新たな我慢汁をあふれさせる。
 振動は最初こそ穏やかなものだったが、陽介が一定の間隔を置いてリモコンを操作するたびに強まっていき、やがて内壁が波打つのではないかと思うほどに暴れ始めた。きゅっと閉じた入口から騒々しい振動音が漏れてくることからも、それは明らかだ。
「はぁぁ……あぁぁっ……!」
 リモコンのつまみは既にMAXの部分に達している。
 刺激に弱い肉壺をひっきりなしに揺さぶられ、まるで内部が痙攣しているように錯覚しつつ、陽次は途切れることなく押し寄せて来る振動に喘ぎ、おもしろいくらい何度も肉棒を跳ね上げた。
 しかし、その悶えそうな刺激を与えられても満足することはできず、それどころか息子の肉棒を求める気持ちをいちだんと強めてしまう。
「陽介っ、もう我慢できない……!早くお前のちんぽを……入れてくれ……頼むっ、んぅぅっ!」
 玩具に翻弄される中、満たされない欲求で潤んだ瞳を陽介に向け、息を荒げて懇願する。ここで断られたら、もう耐えられない……。そこまで膨れ上がっていた欲望をかかえ、陽次は息子の反応を待つ。
 必死で訴えてくる父を見て加虐心をくすぐられた陽介は、もっとじらして乱れる様を楽しみたい気になったものの、さすがに彼も鬼ではない。とはいっても、そうやすやすと陽次の求めに応じるつもりはなかった。
「ホントどうしようもねぇちんぽ狂いだな。そんなに欲しいならさぁ、前教えた通りにおねだりしてみろよ」
 陽介は嘲笑を浴びせると、力を入れて鎖を引き寄せ、強引に父の上半身を起こした。
 それさえ済めば求めているものを与えられるはずだと希望を見出した陽次は、いまだ襲ってくるローターの振動で腰をガクガクと震わせつつも、なんとか立ち上がった。
 続いて、震える体を抑えて気をつけの姿勢を取り、しきりに振れ動いては我慢汁を漏らし続ける怒張をさらけ出す。こんなときでも背すじや手足を一直線に伸ばしているのはさすがと言うべきか。
 それからひじを曲げて、白い手袋に包まれた片手を、指を伸ばしたままゆっくりと頭の前へ持っていく。その間に、鈴口からこぼれたしずくが足元に向かって透明な糸を垂らすのだった。
「ちゃんと目を見て言えよ」
 息子の言葉に従い、直立したまま視線を落とし、いたずらっぽい双眸と目を合わせる。その瞬間、火照った全身がさらに熱を増すのを感じた。のぼせてしまいそうだった。
 大の大人が、しかも警官の職に就いている40過ぎの男が、首輪と尻尾を着けて、乱れた制服姿のままローターで尻を攻められ、勃起した性器を丸出しにして、実の息子の目前で敬礼を行い、大好きなものをねだろうとしている──
 そんな奇行にも等しい行動をまじまじと見つめられた陽次は、自分の耳に聞こえるほど鼓動を強め、唇を震わせる。そして、いつもの太く低い声で、以前教えられた言葉を口にした。
「……本官のわいせつな警棒を鎮めるために、おまんこにおちんちんをぶちこんで、たくさんちんぽ汁を中出しすることに、ご協力、願い、ま、すっ……あぁっ!!」
 その屈辱的な台詞を言い終わった直後、欲望が暴発した。
 わななく亀頭から勢いよく飛び出し、暗闇に無数の白い弧を描いた液体は、目の前の陽介めがけ次々に降りかかる。予想外の出来事に避けることもできず、陽介は逆立てた黒髪や日に焼けた浅黒い顔、筋肉に密着した黒のタンクトップを全て卑猥な純白に染めることとなった。
 直前の異様な雰囲気が陽次の被虐心を強烈に刺激し、それまでにじらされていたことも重なって、興奮が頂点に達したのが原因なのだが、射精した本人にとっても全く予期せぬ事態だった。陽次は敬礼したまま固まり、汁にまみれた息子をただ見下ろすしかない。
 沈黙の中、熱い精を被った陽介はしばらく唖然としていたが、やがて不敵な笑みを浮かべると、顔中に飛び散ったものを手でぬぐいながら口を開いた。
「……行儀のわりぃ犬だな。しっかりお仕置きしてやるからケツ出せよ」
 陽次は申し訳なく思いつつもようやく待ち焦がれたものを与えられると知って、迷わず犬と同じ体勢を取り、大きな尻を主人の前に突き出した。その間に陽介は自分にへばりついた汁を指で絡め取り、露出した肉棒にまんべんなくすり込んだ。
 自分のものに勝るとも劣らない、ふてぶてしく成長した息子の肉棒は、とてもいやらしいつやを放って屹立している。陽次は思わず生唾を飲み込んで、腹を空かせた下の口をすぼませた。
 そして陽介は、脈打つ自分自身をうごめく入口に突きつけて言った。
「犬なんだから尻尾はこのままでいいよな」
 あわてて振り返った父を尻目に、亀頭を内部へねじ込んでしまう。
「うぅっ……く……はぁぁっ……」
 潜り込んだ熱い亀頭が、震えるローターを先頭に中を突き進み、いくらもしないうちにそれを最も深い部分に押しつけてきた。
 今までローターは浅い部分に位置し、まだ内部にも余裕があったため、辛うじて耐えることができていた。しかし、逃げ場を奪われて壁際に追い詰められては、もはや抗うことはできない。
 自分の奥深くから腰が砕けそうなほどの激しい振動が広がり、陽次は固く目を閉じてシーツを握りしめ、容赦なく襲い来る淫らな震えに喘いだ。
「あっあぁっあぁぁっ……!」
「うおっ、結構動くんだなこれ。電マ当ててるオナホみたいでやべぇな」
 内壁全体を震わせる振動が、陽介の肉棒へ絶え間なく直に伝わってくる。竿がビリビリとしびれているような感覚に陥るが、むしろそれが陽介の官能を刺激し、穴の掘進を開始させた。
「あっ!ぅあぁっ!陽介、陽介ぇ……!んぁっあぁぁっ……!」
「情けねぇ声出しやがって。いっつもその口で偉そうなこと言ってるくせによ」
「あぁっあぁっ……!もっと、もっとちんぽっ……いっぱい、ぶちこんでくれぇっ……!」
 鎖をひっぱられながら普段の面影など微塵もなく乱れ狂う父の姿が、陽介の内から膨大な興奮を湧き上がらせる。さらに、警官であり父親でもあるこの男を完全に征服しているという優越感と背徳感が、肉壺への攻めをより過激なものにしていった。
「あんたマジでちんぽのことしか考えてねぇな。言われなくてもめちゃくちゃにしてやるから安心しろよ」
「あぁぁっうぁっあぁっ……!」
 肉棒が乱暴な動きで粘液をかきまわしつつローターに突進し、奥の壁に食い込んだそれが、ひときわ強い振動を全身へと拡散させる。刺激を受けた陽次の内壁は、もう離さないと言うかの如く息子の肉棒をいちだんと強く抱きしめ、粗雑に扱われながらも献身的に全体をしめつけた。ローターや肉棒をたやすく受け入れた柔らかさが嘘のような拘束力だ。
「やっぱ生まんこはたまんねぇなぁ……オナホなんかいらねぇわホント」
 ラグビーで鍛えられたたくましい下半身を重量感に満ちた尻にぶつけまくり、懸命な奉仕をくり返す肉壺を堪能する。
 我慢汁をまき散らして淫楽に振り回される中、立て続けに性具と比較されたことで、今まで何度も心の内をよぎっては片隅に追いやっていたある思いが、陽次の胸をかすめた。
 自分は息子に都合のいい性処理道具としか見られていないのではないか……。
 陽次がそう思うのも無理はない。なぜなら、これまで何度も体を重ねてきたにもかかわらず、息子から自分のことをどう思っているのか、はっきりと言われたことがないからだ。息子の下着で自らを慰めていたところを見つかったあの日も、場の雰囲気と勢いで交わってしまったが、本心を告げられることはなかった。
 でも、たとえ道具であっても構わないと陽次は思う。息子とひとつになれるなら、それで──
「あぁっあぁぁっ……!陽介ぇ……もう、出そうだ……!」
「おう、イっちまえよ……。俺もあんたの大好きなミルク、たっぷり飲ませてやるからなっ……!」
 陽介は父の厚い尻肉を思いきりつかんで中腰のまま前のめりとなり、振動を続けるローターめがけて荒々しく肉棒を突き当てる。
 いつしか陽次は尻を高く突き出した格好で這いつくばっていて、ローターと肉棒のせめぎ合いから生まれるめくるめく快感にのまれ、睾丸の底から情欲の塊が弾けそうになる感覚を強めていた。穴からはみ出た尻尾が本物なら、さぞ元気よく振れていることだろう。
 もはや盛りのついた犬と化した親子は、全身を震わせて煮え立った種汁を解き放った。
「あぁっ!!イくぜっ!!」
「あっ、よう、す、けっ……あぁぁっ!!」
「おぉぉっ……!!」
 絶頂を迎え猛った2本から濃厚な奔流がほとばしる。陽次のものは派手に飛沫を散らして一直線に噴射され、次から次にシーツを直撃。命中するたびに響く水音が勢いの強さを物語っている。陽介の精液も、激しい脈動と共に加減なく撃ち出されて父の中であふれ返り、焼けつくような熱さを浸透させていった。
 射精のまっただなかで、息子の精が体内に注がれていくのをはっきりと感じた陽次の頬を、喜びの涙が伝った。

 そろって至福に満たされた親子は、静かな部屋に深い呼吸を響かせていた。
 高ぶっていた興奮と体を包んでいた熱が、少しずつではあるが冷めていく。そんな中、陽介はそばに放り出してあったリモコンで内部のローターを停止させると、手に巻きつけていた鎖をほどきながら口を開いた。
「相変わらずいいケツだったぜ。またヤらせろよ」
 力なく横たわった父から、肉棒を引き抜くために腰を後退させ始める。だが、そこで陽介が日頃から嫌になるくらいに聞き慣れた、強い調子の声がかかった。
「陽介」
「なっ、なんだよ」
「正直に答えろ。お前……俺のことをどう思っているんだ」
 仮に性処理の道具として扱われていてもいい。それでも、いいかげん本音を確認しておかねばならないと思った陽次は、意を決して息子に問いただしたのだ。
 すると陽介は、不思議そうな顔で父の後ろ姿を見つめたあと、呆れを含んだ苦笑いを浮かべた。
「いまさらそれを聞くかねぇ……」
 想いを素直に表現することが苦手な陽次にとっては、先程の問いはかなりの勇気を必要とするものだった。にもかかわらず、まるで自分の気持ちはわかっていて当然、とでも言うかのような息子の反応を受けて、不愉快になりつつも言葉を返した。
「まだお前からは一度も聞いていない」
「あれっ、そうだっけ?どっかで言った気がしてたんだけどなぁ」
 こともなげに言う陽介だが、別にふざけているわけでも何でもない。陽次に対する感情が当たり前すぎるがゆえに、また親子でもあるために、無意識のうちに表現する必要がないと判断していたのだ。もちろん父親譲りの素直でない性格も、表に出さなかった一因だろう。
 だが心を読めるわけでもない陽次に、その感情が一体どういうものなのかはわかるはずもなかった。
「……本当は性処理の道具として見ているんじゃないのか」
 陽介は一瞬キョトンとするが、すぐにまた呆れたような笑みをこぼした。
 どうやら父は自分の知らないところで思いつめていたようだと察した彼は、不本意そうに溜め息をつき、顔をそらして言った。
「好きじゃなかったら、こんなことしねぇよ」
「お前っ……」
 驚いているような喜んでいるような、その両方が混ざっているとも思える顔で、息子のほうを振り向く。
 こんな顔をした父を見るのは初めてだ。横目で見た陽次の表情をかわいく思う一方、普段から自分の気持ちを出さないために、慣れないことをした陽介は凄まじい勢いで羞恥が込み上げてくるのを感じる。今すぐこの場から逃げ出さなければ、顔が内側からやけどするかもしれなかった。
「……つーか、もう抜くぞ。しまりが良すぎるせいでまたヤりたくなっちまう」
「そのままでいい」
 再び肉棒を抜こうとするが、それをまたも陽次の強い声が引き止める。
 陽介が怪訝な視線を向けると、陽次は恥じらいの色を帯びた顔を背け、その屈強な体躯をかすかに震わせた。
「そのまま……続けてくれ……」
 先程とは正反対の、弱々しい声。それを聞いた陽介は仕方なさそうな表情で口元を緩ませる。そして父の大きな背中に自身を重ね、心地よいぬくもりを感じながら穏やかに言葉をかけた。
「途中でバテんなよ。もういい年なんだからな」

プロフィール

●白井 水十(しらい みずと)

デカマラのマッチョたちがスケベなことをして雄汁ドバドバ出しちゃう小説を書いています。
月刊G-menで2012年~16年まで載せてもらってましたが、休刊後は個人で活動しています。

○mail:shirai_mizuto@outlook.jp

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