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親子小説:行本家編

■公開日:2012年2月14日
■文字数:約8100字
■元体育会系リーマンのお父さんが息子にチョコプレイされるお話です。



┃登場人物

■行本 幸樹(ゆきもと こうき)
年齢:17歳 身長:177cm ポジション:タチ

外見:
・短髪の黒髪。
・前髪を上げて逆立てている。

詳細:
文武両道の優等生で、表向きは真面目で人当たりもいいが、変態的な部分がある。思い余って父親を押し倒してしまったのがきっかけで、その後はふっきれたのか暴走することも多い。

■行本 幸雅(ゆきもと こうが)
年齢:42歳 身長:182cm ポジション:ウケ

外見:
・黒髪をかなり短く刈り込んでいる。前髪は上げている。
・もみあげ、あごひげ、口ひげが全て繋がっている。

詳細:
元体育会系の会社員。言動にはやや荒っぽいところがある一方、息子思いで優しい性格。幸樹の気持ちが本物であることを知って受け入れたものの、その積極的なアプローチには困惑している。



┃親子小説:行本家編 本編

 その日のキッチンは、濃厚な甘い香りに満ちていた。
 開けられた包装紙、使用済みの手鍋、製菓用の型、諸々の調味料。それらが置かれた調理台のそばには、ボウルとレードルを持った幸樹がたたずんでいる。彼の前では幸雅が両膝をつき、目前の股間に手を添えていた。
 二人とも下半身は何も身に着けておらず、たくましく発達した足腰がむき出しだ。その上、どちらの肉棒も既に熱く張り詰めているが、幸樹のものだけは黒蜜のような液体に包み込まれている。竿も、雁首も、亀頭も、鈴口も、全て黒く塗り潰されて輪郭が際立っており、おいしそうなつやを放ちながらもとても艶かしい。
 その液体を、幸雅が舌で愛でるように舐め取っていた。
「おいしい?父さん」
「おう……」
 顔に熱を帯びたまま、自分と比べても見劣りしないほどに育った肉棒を恍惚とした目で見つめ、繰り返し舌をなすりつける。
 表面を覆うとろみのある液体──チョコレートソースを舐め取られて、肉棒は次第に突っ張った表皮を露出していく。そこへすぐに幸樹が新たなソースをすくい上げて垂らし、再び父に味わわせた。
 二人がこのような行為に及んでいるのは、今日が二月十四日、バレンタインだからだ。いや、正確に言えばそれだけではなく、動機には幸樹が多分に関係している。
 彼は毎年、手製のチョコレートをいたって普通に父に贈っていた。ところが今年は、せっかく結ばれたのだからいつも通りでは物足りないないと感じ、こんな淫らなバレンタインを思いついたというわけである。
 その呆れた提案をされたときは、幸雅も一度は断った。とはいえ、かわいい息子にせがまれると強く出れないこともあり、結局幸樹の思う壺となってしまったのだ。
「舐めるだけでいいの?しゃぶってもいいんだよ」
 夢中で肉棒を舐め続ける父が、まるで好物を与えられた犬のように思える。彼の様子に興奮を覚えながら、幸樹は滴り落ちるほどチョコレートソースを継ぎ足した。
 息子の言葉を受けた幸雅は一瞬ためらったものの、すぐに口を開き、舌をまとわりつかせて肉棒を咥え込んだ。
 濃い甘さの中にもほのかな苦味のあるチョコレートの風味が口の中いっぱいに広がり、幸樹の熱い脈動も伝わってくる。同時に、幸雅は奇妙な感覚にとらわれた。
 実の息子の肉棒を舐めしゃぶることで沸き立つ性欲。甘いものを口にしたことで促進される食欲。二つの欲求が混ざり合い、倒錯的な心地になりながらも、唾液をめいっぱいあふれさせて存分に肉棒を味わっていく。
「気持ちいいよ……もっと奥まで咥えてみよっか」
 言われた通りにチョコまみれとなった口の深みへ肉棒を前進させると、敏感な先端部分を断続的に抱擁した。
 心地よい感触を持つ奥の壁にいだかれ、甘美な快さが全身に伝わっていく。幸樹はそれを感じると共に、頬をくぼませ口をすぼめて、懸命に自分のものを溺愛する父をうっとりとした表情で見つめる。
「父さんってすごくおいしそうにしゃぶるよね……本当にいやらしいよ」
 最初の頃は男の性器を咥えることにすら抵抗があったし、同じことをしても苦しくてむせ返るばかりだった。だが、今では息子のものにしっかりと吸い付き、こんなに奥まで受け入れられるようになっている……。
 すっかり男色に染まってしまったと、幸雅は改めて自覚する。途端に羞恥と興奮がいちだんと膨らんで、触れてもいない肉の柱から透明なしずくが零れ落ちた。
 ひとしきり父の口を楽しんだ幸樹は、ボウルとレードルを横のテーブルに置き、そこに準備してあったものを摘み上げた。
「ね、これ入れてみようよ」
 はしたない音を響かせて息子の肉棒を味わいつつ、目の前で宙吊りにされたものに視線を向ける。
 球状に固められたいくつものチョコレートが、数珠繋ぎになっていた。
 以前、幸樹から尻に突っ込まれた性具に似ていると思う幸雅だったが、それにしては玉のサイズも全体の長さもずいぶん控えめに見える。疑問に感じた彼は肉棒を離し、息子に尋ねた。
「どこに入れるつもりなんだよ」
「そりゃあもちろん、そこ」
 当たり前の如く幸樹が指差したのは、垂涎しながらわななく父の肉棒。そこに何かを挿し込めるような場所は、ひとつしかない。
「ま、またここに入れんのか……」
「だって父さんそこも感じるからさ、別にいいよね?ね?」
 息子が楽しそうに振るチョコレート玉を見て、幸雅は躊躇する。
 確かに尿道を攻められるのは何度か経験があり、それによって快感を得られることもわかっている。けれども、肛門より容量の小さいその場所に何かを入れるのは、いまだに抵抗感があるのだ。
 しかし、もう一度あの快楽を求める気持ちには勝てなかった。
 幸雅はいかにも仕方なさそうな表情を作りながら床に腰を下ろし、膝を曲げた状態で股を開いて、相変わらず胸を張って直立している雄の象徴をさらけ出す。
「お前が……どうしてもって言うなら……」
「うん、じゃあ入れさせてもらうね」
 満足げな表情となった幸樹は父の前にしゃがむと、我慢汁に濡れて照り光る亀頭に手を添えた。それからおもらしを続けるだらしない鈴口をこじ開け、綺麗な桃色に染まった内部をあらわにする。
 たったそれだけで幸雅の肉棒はビクビクと反応するが、幸樹は構うことなく、もう一方の手に持ったアナルビーズならぬ尿道ビーズを入口に押し付けた。
「くっ……ぅうっ……」
 チョコレート玉が透明な液に包まれながら肉の小道をかき分け、少しずつ奥へと進んでいく。まだほんの浅い部分を刺激されただけだというのに、幸雅の肉棒は余分なほど我慢汁を吐き出し、玉の侵入を手助けした。
 ひとつ、またひとつと鈴口がチョコレートを食す。
 そのたびに異物感が大きくなるが、かえってそれが幸雅の興奮を助長する。
 やがて連なった球体は入口から数個が顔を出す程度となり、これ以上は進めそうにないところにまで潜り込んだ。それを確認した幸樹は、上目遣いで父の表情をうかがった。
「ほら、こんなに入っちゃったよ」
「ひっ、あ、あぁっ……!」
 何の合図もなく襲ってきた刺激で肉棒が跳ね上がる。
 幸樹が突き刺さったままのチョコレート玉を、横に回転させ始めたのだ。
 無数の球体が尿道全体にすりつけられ、幸雅を淫らな喜びに喘がせる。それだけでは飽き足らない幸樹は、回転に加えピストン運動も開始して、何度も素早く玉を滑らせていった。
「うあぁぁっ……!や、やべぇ……!」
 肉棒に掘られる尻穴の如く容赦なく中をかきまわされた鈴口は、ぐちゅぐちゅといやらしい声を漏らして途切れることなく喜悦の涙をあふれさせる。
 内部にチョコレートを塗り込められながら肉棒を犯され、幸雅はあたかも射精しているような錯覚に陥ってしまう。その耐えがたい快感を享受していると、奥までこすられている尿道のさらに奥のほうから、沸騰したものが急速に湧き上がってくる気配を感じた。
 錯覚などではない。本物の射精がすぐそこに迫っている。
「あぁぁっ!幸樹、俺、もうっ……!」
 興奮が最高点に達し、込み上げてきたものをぶちまけようとしたその瞬間。
 玉の動きが完全に止まる。
 ──あと少しだった。あと少しで至福を迎えられるというところで快感を打ち切られた肉棒は、さらなる刺激をねだるかのように何度も跳ねてみせる。しかし、無情にも幸樹の手は離れていった。
 欲望の火をくすぶらせた幸雅は、肩で息をしながらせつなげな眼差しを息子に向ける。
「まだダメだよ、父さん。他にもやりたいことがあるんだからさ」
 こちらの不満など気にも留めない様子で笑う幸樹を見て、幸雅はますますじれったさを募らせていく。自分で続行するという手もあるのだが、ここまで来たからにはやはり息子にしてもらいたいという欲求のほうが圧倒的に強い。
 そんな父を放置した幸樹は、テーブルに並べてあった黒褐色の塊を手に取った。
「次、これ入れてみようよ」
 妙に軽やかな面持ちで振り返り、その塊──卵型に固められたチョコレートを父に見せる。
 形も大きさも鶏卵によく似たそれが入りそうなところは、もはや言葉に出さなくても明らかだ。
 わざわざ自分をもてあそぶためだけに作られたものを見て、幸雅はひたすら呆れるしかない。かといって、絶頂へ昇る寸前に引きずり下ろされた今の状態では、拒む気にもならなかった。
「それ入れたら……ちゃんとイかせてくれよ」
「わかってるって。とりあえず四つん這いになってみてよ」
 父が言われた通りの体勢になっているうちに、幸樹はいったんチョコレートの卵を元に戻し、再度ボウルとレードルを手に取る。続いて突き出された尻の前にしゃがみ込んで、ボウルの底からソースをすくい上げ、深い割れ目へと流し入れた。
「ぅおっ……」
 迫力ある大臀筋の間でちぢこまっているつぼみが生暖かいものに包まれ、幸雅は図らずも身震いしてしまう。
 ソースをすくっては垂らすことを数度繰り返し、恥ずかしい部分をチョコレートにまみれさせた幸樹は、持っていたものを置いて父の尻に顔を近づけていく。それに密着する寸でのところで割れ目を押し広げたかと思うと、いかにもうまそうに黒光りする甘いくぼみをひと舐めした。
「んっ……はぁっ……」
 いまやただの排泄穴だと言い訳できなくなった部分を、舌先がくすぐるように動いたり、くっついたままゆっくりと這ったりする。その感覚が、たまらなく心地よい。
 そうしているうち、入口が十分に濡れて緩んできたのを確かめた幸樹は、床のボウルに人差し指と中指をどっぷりと浸して、有無を言わせず押し付けた。
 湿った音と共に、チョコまみれの指が二本同時にめり込む。
 日頃から息子の肉をたらふく食べているせいか、その口は容易に全てを飲み込んでいった。
「くぅっ…うぅっ……」
「初めてのときよりすごく柔らかくなってるよ、父さんのおまんこ。いやらしいな……」
 少し前まで初々しい処女だった父が、ここまで寛大になっていることを嬉しく思いつつ、しっかりとチョコレートを味わわせる。
 内側の柔らかな感触を楽しみながら、指を前後させるだけでなく縦や横にも動かしてみたり、回転させてみたりして、道を広げていく。その動きのせいで、幸雅は時折体を反応させ、再び欲望と興奮を熱く膨らませた。
 しばらく父の中をほぐし続けた幸樹は、頃合を感じて指を抜き去る。そこでようやくメインの卵を手にし、すぐに入口へ押し当てた。
「お……おぉっ……」
 丸みを帯びた先端が、広げられていた穴をさらに拡張し、徐々にではあるものの確実に肉の中へ埋もれていく。
 そして半分くらいまで入ったとき、今までの緩慢さが嘘のように卵は一瞬で滑り込んだ。
「あっ……!?」
 急に内部へ侵入されて驚いた幸雅は、入口をきゅっと締めて大きな尻を震わせた。
 肉棒を入れられるのとは異なり、何とも繋がっていない塊だけが入っているのは不安定で落ち着かない。反面、いつもとは異なるその感覚が、幸雅の官能を刺激する。
 だが、卵はそれだけではない。
 同じものをもうひとつ手に取った幸樹は、先程と同じように先端を入口にあてがった。
「二つ目いくよ……」
「んっ……」
 ひとつ目が道を広げていたこともあり、二つ目は驚くほどすんなりと内部へ入り込んだ。
 最初の塊が先に進むと同時に中をこすり、その刺激で幸雅はチョコレート玉をしゃぶったままの肉棒を跳ねさせた。
「三つ目……」
 まだあったのかと思った直後に三つ目の卵が押し付けられる。幸雅の尻穴は、それも二つ目と同様に易々と飲み込んだ。
 尿道と同じく玉の形に沿って拡張された肉壁が、本人の意思とは無関係に動き、甘い塊を賞味する。が、もう満腹であるらしく、一個目は奥に突き当たりそうなところまで来ていた。
 それなのに幸樹が四つ目の卵を手にしたため、幸雅は慌てて制止した。
「これで最後……」
「お、おい!もう入らねぇよ!」
「大丈夫だって、四つぐらい」
「あっ、馬鹿……!」
 うろたえる父を尻目に、幸樹は最後の塊を押し込んでしまう。
 一個目、二個目、三個目が文字通り玉突き状態となって中をこすり上げ、最初の卵が奥の壁に食い込んでなお、最後尾の卵は全身を肉の壺へと埋没させようとする。
 ひ弱な部分をぐいぐいとしつこく押し上げられた幸雅は呼吸を荒げて、半身を支える両腕を何度も震えさせた。
「ほら、一応四つ入ったよ」
「お……おう……」
 ひとまず幸雅は安堵する。しかし、一応という言葉の通り、最後の卵は大部分が中に入っている一方、底の部分は閉じきれていない入口から顔をのぞかせていた。
 四つの塊を体内に詰め込まれ、男でありながら孕んでしまったかのような気分になる幸雅だったが、次第にそれとは別の感覚を催し始める。
 許容量を超えた肛門が、異物を吐き出そうとしているのだ。
 その証拠に、入口は最後尾の塊をしきりに出しかけたり引っ込めたりしている。ためらいがちな動きがしばらく反復されるが、それも長くは続かなかった。
「あ……あっ……もう、出ちまう……」
「いいよ、父さんが子供産むとこ見せて」
「へ、変なこと、言う、なっ……あぁっ!」
 直後、耐久力を失った入口が開け放たれた。
 卵たちはいっせいに内部を駆け下り、最も敏感な一点を摩擦しながら床へと撃ち出されていく。肉棒はその刺激が直撃したせいで激しく悶え、我慢汁を吐き散らした。
 父親のものであるにも関わらず産卵してしまったその穴は、寂しげに開閉を繰り返し、肉棒も今の刺激だけでは満足できず、悲しみに暮れて涙を流している。
 やはり息子のものでなければ──
 己の中に欲望を氾濫させる父をよそに、幸樹は産み落とされた卵を拾い上げ、舌を這わせた。
「いっぱい産まれちゃったね、父さん」
「なぁ幸樹……俺もう待てねぇよ……」
 熱い息を吐き、物欲しそうな視線を向けてくる父を見て、静かに笑みを漏らす。
「そうだね、そろそろそっちの口にも食べさせてあげないとね」
 そう言ってボウルを手にした幸樹はイスに腰掛け、レードルでソースをすくい取る。それをいまだ硬直している自身の肉棒に惜しみなく垂らし、甘い膜で覆い隠していった。
「自分で入れてみて……」
 卑猥な光沢を帯びてそそり立つ塊を目にし、幸雅の肉欲は張り裂けそうなところまで膨張する。
 そしておもむろに立ち上がると、息子に背を向けた状態で尻たぶを思いきり広げて腰を下ろし、何の迷いもなく先端を自らに突き刺した。
「くっ……あぁぁ……!」
 はちきれそうなほど張った亀頭がいとも簡単に体内へ沈み込み、竿の部分もまたたく間に飲み込まれる。息子の肉棒を根元までたいらげてしまった父の口は、待ち焦がれていたそれにむしゃぶりつき、熱せられた内壁で小刻みに押さえつけた。
 幸樹とひとつになれた嬉しさに包まれながら、幸雅はわき目もふらず腰を上下させていく。
「あぁっ!すげぇ……!すげぇ気持ちいいっ……!」
「俺も気持ちいいよ……父さん……」
 執拗に絡みついてくる肉を満喫しつつ、幸樹は挿し込まれたままのチョコレート玉を摘まみ、再び回転を加えて前側の口も犯し始めた。
「んぁぁっ!た、たまんねぇよぉ、幸樹ぃ……!うぁぁっ……!」
 砲身の内部から渦を巻いて快感が押し寄せてくる。
 思わず幸雅は身を反らすが、それでも必死で息子の腰に尻を打ちつけた。同時にさらなる興奮を求めて服をめくり上げ、豊かな大胸筋に乗った愛らしい乳首をこねくりまわす。
 複数の鋭敏な部分から生じる強烈な淫楽──それは全身をチョコレートのように甘くとろけさせる心地を幸雅に与え、限界まで張り詰めた肉の塊を歓喜に震えさせた。
「あぁぁっ!あっあぁっ……!幸樹、もう、もう俺っ……!」
「いいよ……俺ももうすぐだから、一緒にイこう?」
「お、おう……!ぅあぁっ!くっ、あ、あぁぁっ!」
 尿道を攻める手とは別の手で父の腰をつかむと、幸樹もまた荒々しく下半身を振動させ、肉壺を貫かんばかりの勢いで激しく突き上げる。
 その衝撃で幸雅は淫らに喘ぎ、引き抜いてしまいそうなほど息子の肉棒を締めつけ、高みへと導いていく。無我夢中で快楽を貪る彼の姿には、一家の大黒柱としての面影は既になかった。
 そうして互いの敏感な部分を全力で攻め続けた二人は、まもなく至高の場所へと至る。
「父さん、イくよっ……父さんっ……!!」
「あぁぁぁっ……!!幸樹ぃ……幸、樹っ……!!」
 最後のひとこすりの瞬間、幸樹は尿道の深みから勢いよく玉を引き抜いた。直後に父の中へ煮詰まった精をぶちまけ、時を同じくして幸雅も濃厚な雄汁を噴き上げる。
 かきまわされて過敏になった尿道を精液が駆け上がるたびに、体の芯をも揺るがす快感が走り、まるで糸で操られているかの如く肉棒が暴れまわる。体内で若い蜜が弾け飛ぶ中、幸雅は全身を震わせ、何度も何度も宙に白濁の軌跡を描いた。
 ──やがて二人の射精が収まり、甘いにおいの中に雄の香りが漂い始める。
 尻穴からは幸樹の吐き出した真っ白な液とチョコレートが混ざったものが漏れ出し、幸雅の肉棒も断続的に跳ねて残滓を垂れ流す。
 自分の中に息子の精が植えつけられた感覚に陶酔しながら、幸雅はこれ以上ないくらいの暖かな幸福に浸っていった。

   ◆

「お前なぁ……ちゃんと作ってあるなら最初から出せよ」
 つい先程まで親子が熱い絡み合いを繰り広げていたキッチンは、その痕跡が全くわからないほど綺麗に片付けられている。二人も身なりを整え、何事もなかったかのようにダイニングテーブルを挟んで座っていた。
 幸雅の前には整ったハート形のチョコレートケーキが置かれており、それにはとても繊細な技巧が施されている。ブランド物ではないかと思うような高級感が漂っているが、これは他でもない、幸樹の手作りだ。
「だから言ったじゃん、普通じゃおもしろくないって」
「俺は普通じゃねぇほうが、おもしろくないんだがな……」
 悪びれもなく言ってのける息子に苦笑しながら、フォークを手に取って皿に乗せられたケーキに先端を添える。
 そこで幸雅は、いったん動きを止めた。
 父として誇らしく思えるほど出来の良いこれを崩してしまうのは、惜しい気がしてならない。そう感じたものの、食べないほうがもったいないとすぐに思った彼は、いかにも上品な香りとつやを放つ生地にフォークを差し込んで、口へと運んでいった。
 その様子を、幸樹がじっと見つめている。
「おいしい?父さん」
「おう……」
 舌ざわりの良い、とろけるような甘さが口の中にあふれる。
 無意識のうちに幸雅の表情が緩み、それを見た幸樹も顔をほころばせた。
 去年までならこれだけで終わっていたのだが……と思いつつ、とびきりのうまさが詰まったケーキを再び口に持っていく。そうしながら、幸雅はふと息子のほうに視線を移した。
「……よくそんなもん食おうと思えるな」
 幸雅が食べている上質のケーキとは対照的に、幸樹の前にはさっきまで尿道に突っ込まれていたチョコレート玉や、尻穴の奥深くまで入り込んでいた卵型のチョコレートが並べられている。
 どれも我慢汁や腸液でどろどろに汚れ、溶けかかった状態になっていてなんとも無残な印象だ。しかし、そんなことは気にならないとでも言うかのように、幸樹はそれらをとてもおいしそうに味わっている。
「だってせっかく父さんの体液まみれになったんだからさ、食べないともったいないよ」
 やっぱりこいつは駄目だ。
 どこかずれたことを言う我が子に、思わず顔を引きつらせた。
「っていうか、父さんって結構淫乱だよね。前から思ってたけど」
 不意に痛いところを突かれ、幸雅はみるみるうちにばつが悪そうな顔になっていく。
「自分からおねだりしちゃったり、すごい勢いで腰振ったりするし……」
 先程の行為が脳裏をよぎり、恥ずかしさから息子のほうを見れなくなる。対して幸樹は、おもしろそうに父の様子を眺めていた。
 普段は息子ほど性愛行動には積極的ではない幸雅だが、興奮が高まるとついついその気になって乱れてしまうのだ。もちろんそれは本人もわかっている。けれども、いつもの自分との差が激しいことに加えて、男同士の交わりには全く無縁だった時期が長かったこともあり、なかなか肯定しようとはしない。
「やっぱり体は正直なんだよ。だからさ、来年のバレンタインも」
「や、やらねぇからな、絶対」
 羞恥をごまかすように、乱暴にケーキを突き刺して口に放り込み、そっぽを向いて咀嚼する。
 だが、幸雅はうっすらと感じていた。
 もう一度、上下の口でチョコまみれの肉棒を味わってみたいという願望が、胸の奥に芽生えていることを。

プロフィール

●白井 水十(しらい みずと)

デカマラのマッチョたちがスケベなことをして雄汁ドバドバ出しちゃう小説を書いています。
月刊G-menで2012年~16年まで載せてもらってましたが、休刊後は個人で細々とやってます。

○mail:shirai_mizuto@outlook.jp

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